こんにちは、でぃーんです。
本日は「積立投資に物申す」というテーマでお送りします。
タイトルではS&P500に言及していますが、SP500だけではなく積立をしている方皆様に必ず知ってほしい事です。
かなり尖ったテーマですので出来るだけ分かりやすくする為に、データを使い端的に述べたいと思います。
ターゲットは
今回の記事のターゲットは以下の条件を満たす方です。
- 積立投資をしている
- 市場成長に期待したキャピタルゲイン目的の長期間運用
- 買付余力を残している
どうでしょう。
かなりの方が当てはまるのではないでしょうか。
しかしこれは「投資の最適解」とまで言われるセオリー通りの最強の投資法です。
こんなセオリー通りの投資に何が言いたいのか、次項以降で解説します。
結論
先に結論をお伝えします。
積立投資は一括投資に勝てません。
例えば5年間毎週積立を続けている人と、5年分のお金を一括で投資する人では、後者が勝つ確率が圧倒的に高いのです。
それをデータで確認していきます。
「コツコツ積立」VS「ドカンと投資」
以下のデータは「コツコツ積立」VS「ドカンと投資」という事で、最初に一括で投資した場合のリターンから積立投資のリターンを引いたものを紹介します。
つまり、数値が0を超えていれば一括投資の勝ち、0以下であれば積立の勝ちです。
1960年から現在までで、毎週積立した場合と、一括で投資をした場合の差異を計測しています。
3年投資の場合

計測回数 | 2485 |
一括勝利 | 1959 |
積立勝利 | 526 |
一括投資の勝率が79%となりました。
5年の場合

計測回数 | 2381 |
一括勝利 | 1856 |
積立勝利 | 525 |
一括投資の勝率が78%となりました。
10年の場合

計測回数 | 2120 |
一括勝利 | 1808 |
積立勝利 | 312 |
一括投資の勝率が85%となりました。
20年の場合

計測回数 | 1598 |
一括勝利 | 1565 |
積立勝利 | 33 |
一括投資の勝率が99%となりました。
30年の場合

計測回数 | 1076 |
一括勝利 | 1076 |
積立勝利 | 0 |
一括投資の勝率が100%となりました。
まとめ
如何でしたでしょうか。
冒頭で「積立に物申す」なんて大きな事言いましたが、これってよく考えれば当然の事ですよね。
市場が成長して株価が上がっているのだから、安い時に一括で買った方が良いに決まってます。
あえて強く言うのであれば…
積立投資は投資の最適解ではありません。
ましてや、
- 市場の成長を見込んでいて
- 長期目線
なのに、短期的な下落を予測して買付余力を残すなんて愚の骨頂であると言えるのです。
ただ一つ注意点として、この議論は「市場は必ず成長する」という前提のもとなされているという事です。
当然過去のデータや今の金融情勢からすると上がり続けると思われますが、投資の世界に絶対という事は起こりえません。
もしあなたの買付余力を残している理由が「市場の衰退」を予想しているというのであれば納得がいきます。
しかし、それなら金などに分散させておけば良いと思うのですが、それはまた別のお話…
ちなみに今回の記事は積立を否定するものではありません。
私も積立NISAを使っていますし、積立は毎月のCFに組み込めるのでかなり自然に投資が出来ます。
あくまでも今回の意図は
「市場の成長に期待しているのなら、十中八九今が買い時だから買っちゃいな!!!」
という事です。
これを読んで下さっている皆様の中にもし心当たりのある方がいらしたら、ブラウザを閉じて、証券会社のページやアプリに移動してください。
積立で消耗するのはやめましょう。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
それではまた!!!