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【PYPL】ペイパル、2020年1Qの決算発表。過去1年最低水準?<銘柄分析>

こんにちは、でぃーんです。

本日は、PayPalの第1四半期の決算が出たので、内容を簡単にまとめます。

  • ペイパルとはどんな会社?
  • 年度別の決算や成長率は?

という点は下の記事で解説しておりますので、良ければご覧下さい。

決算を見る前に

以下では財務諸表の数字をまとめています。最低限の知識として、決算書の見方は理解しておく必要があるので、以下の記事をご覧頂いてから読み進めて頂く事をお勧めします。

4半期毎PL推移

まずは4半期毎のPLの推移を見てみましょう。

2019 1Q2019 2Q2019 3Q2019 4Q2020 1Q
売上4,1284,3054,3784,9614,618
営業利益518705697799398
当期利益66782346250784

今回の決算は

前年同月(2019年1Q)対比

  • 12%増収
  • 87%現役

前回決算(2019年4Q)対比

  • 7%減収
  • 83%減益

といった内容となりました。

前回決算対比は減収減益となっているものの、

12月は年末商戦などが繰り広げられるため、

致し方ないと考えられます。

また、当期利益ベースでは大幅減益となっていますが、営業利益ベースでは前年同月対比23%の下落で収まっています。

2020年3月BS

2020年3月時点でのBSは以下の通りです。

現預金7,854流動負債27,499
流動資産38,148固定負債10,756
固定資産16,118純資産16,011
総資産54,266総資本54,266

前回決算時に比べ、借入と現預金がやや増えています。

当社は決済関連ビジネスの為、不況による現金の積み増しというよりは、新たな投資のために借りた現金が少し余ったというようなレベルでしょう。

前回同様、設立20年強の企業にしてはBSはかなり良いと思います。

4半期毎CF推移

最後に4半期毎のCFの推移を見ましょう。

2019 1Q2019 2Q2019 3Q2019 4Q2020 1Q
営業CF1,0271,1741,0961,2641,504
投資CF-4,860-1,097623-399-2,568
財務CF1,5029961,338-1492,241

CFの推移を見ると営業CFが過去1年間で1番多い事がわかります。

理由は

  • 株の減損処理
  • 信用コストの計上
  • のれんの減損

などを計上したためです。

営業CFでは、減価償却費など、出て行っていないのにPLで控除されている金額を足しましたよね。

また、大きな投資もしていますが、借入で賄えており現金の流出はありません。

まとめ

今回の決算発表では

前年対比増収減益

という結果になりました。

一方で、多額の減損処理等を行っている事もCFから読み取れ、コロナの影響は売上にはさほど出ていないものの、当期利益には影響していた事がわかりました。

また、当社の決算内容は市場の予想も上回り、現在大きく株価を上げている状況です。

でぃーん

乗り遅れるなよ!このビッグウェーブに!

いずれにせよ、コロナウイルスの影響は限定的であることに加え、今後の決算でも更なる成長が期待できそうな内容でした。

今後もウォッチしていきたいですね。

ここまでご覧頂いてありがとうございました。

当然ですが、投資は自己判断でお願い致します。

それではまた!!

外部リンク

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