経済

株の売買に最低限必要な指標は?現役銀行員が解説

こんにちは、でぃーんです。

本日は、株の売買をするに当たって最低限必要な用語や指標の解説をしていきたいと思います。

ちなみに今回は、yahooファイナンスの株価ページに載っている用語を、最低限の知識と位置付けています。

用語一覧

今回解説する用語は以下の通りです。

  1. 時価総額
  2. EPS
  3. BPS
  4. PER
  5. PBR

全てご存知の方は、ブラウザバックして下さい。

ここまでご覧頂いてありがとうございました。笑

時価総額

時価総額とは

会社の価値を表す数字

です。

求め方は

株価×発行済株式数

です。

株価発行済株式数時価総額
MUFG422.4円138億株5.6兆円
SMFG2837.5円14億株3.9兆円

銀行株で見てみるとこのような関係ですね。

株価でみると三井住友FGが7倍近くありますが、三菱UFJ FGの発行済株式が10倍近くあるので、時価総額では三菱に軍配を上がっていますよね。

このように2つの株を見比べる場合、株価を見比べても何も本質的な事がわからない事が理解できますね。

EPSとは?

EPSとは

Earning Per Share

の略で日本語では

1株当たり収益

という意味になります。

計算式は

当期利益÷発行済株式総数

で求められます。

当期利益1億円、発行済株式総数が100万株の企業のEPSは

1億÷100万=100

になります。

BPSとは?

BPSとは

Book Value per Share

の略で、日本語で

1株当たり純資産

という意味になります。

計算式は

純資産÷発行済株式総数

で求められます。

純資産が何かわからない方は是非こちらの記事もご覧ください。

純資産1億円、発行済株式総数100万株の企業のBPSは

1億÷100万=100

になります。

PER /PBRとは?

PERとは

Price Earnings Ratio

の略で日本語では

株価収益率

と言います。

PBRとは

Price Book Value Ratio

の略で日本語では

株価純資産倍率

と言います。

いずれもEPS /BPSを株価で割る事で求められます。

先ほど記述したEPSは当期利益÷発行済株式総数を求める事で1株当たり収益を算出しましたが、そのEPSから株価を割る事で、1株の株価当たりの収益を求める事が出来ます。

計算式は

EPS÷株価

もしくは

当期利益÷発行済株式総数÷株価

で求められます。

PBRも同じく、先ほどは純資産÷発行済株式総数を求める事で1株当たり純資産を算出しましたが、そのBPSから株価を割る事で、1株の株価当たりの純資産を求める事が出来ます。

計算式は

BPS÷株価

もしくは

純資産÷発行済株式総数÷株価

で求める事が出来ます。

PERは私の中の水準では

  • 〜10倍割安
  • 20倍〜割高

くらいにざっくり捉えています。

PBRは1倍を割れば割安だと思います。

というのも、PBRが1倍を割る=株価が純資産より安いという事なので、その時点で会社が解散した方が株主にとってはお得だという事なのです。

でぃーん

私が勤めている銀行業界は軒並みPBR1倍割れです。期待されていない業界という事ですね。

まとめ

今回は、ヤフーファイナンスに出てくるレベルの簡単な用語の解説を行いました。

結局、用語の意味は分かったけれどどうやって分析するの?という話ですが、それは人それぞれです。

途中でPERが10倍を割っていて、PBRが1倍を割っていれば割安と記載しましたが、割安な事には間違い無いですが、その株が今後上がるかというと、そうではありません

更に言うと、仕手筋などが動いていない限り、株価というのは常に人々の期待値によって補正された適正な水準に落ち着いています。

今回の記事が全く意味のなさ無いようなまとめになってしまいましたが、要は指標を使うも自由、使わぬも自由という事です。

私個人の考えとしては、株価で判断するよりも、今後の成長性や財務内容から判断する方が断然おもしおろいと思います。

でぃーん

グロース株を買うときはPER /PBRは全く見ていません。

他にも様々な用語がありますが、これくらいを知っておけば、初心者と呼ばれる領域は出かかっているのでは無いでしょうか。

ここまでご覧頂いてありがとうございました。

それではまた!!

外部リンク

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