こんにちは、でぃーんです。
本日はタイトルの通り、超高配当銘柄のインベスコの銘柄解説を行いたいと思います。ただ、4/23の決算発表に合わせて、減配が発表され、利回りが半分に低下してしまいました。
現在の利回りは8%強です。
しかし、一般的に企業の配当は2%~4%位であり、5%を超えてくると、高配当銘柄として大人気になるイメージです。
にも関わらず、減配したとは言え、8%超という超高配当銘柄であるのに知名度が低いインベスコってかなり怪しい投資先に思えませんか?笑
しかしこの記事を読み終わる頃にはあなたの投資先にノミネートされているかもしれませんよ!!
インベスコ企業概要
インベスコ【IVZ】は米国の資産運用会社です。
1935年に設立され、現在では世界各国で運用をしています。
日本でも、日本法人として
- インベスコ・オフィスJリート
- インベスコ・アセットマネジメント
- インベスコ・グローバル・リアルエステート・アジアパシフィック・インク
など幅広く展開しています。
日本でもやってたんだ!!
米国で有名な運用会社と言えばバンガード社や、ブラックロック社がありますが、実はこのインベスコも引け劣らぬ有名な会社なのです。
そのインベスコが運用している商品で最も有名なモノは ”QQQ” です。
NYに上場しているETFですが、もしかしたらこの商品は知っている人もいるかもしれませんね。
この記事を書いている2020/4/24時点で米国ETFのSBI証券の売買ランキングで5位にランクインしています。

5位にランクインしていますね。
実は歴史のあって有名な会社なんだと分かってもらえたかと思います。
インベスコの株価
2020/4/24現在
株価 7.24 USD
配当利回り 約8%
となっています。
円預金の金利が0.001%の時代に預金の1万倍の利回りのものが存在するのです。
詐欺だよ 詐欺!!
そんなのあり得ない!!!
当然詐欺ではありません。笑
NY市場にも上場するための基準はきちんとありますし、当社の財務情報も公開されています。
インベスコ含め金融機関というのは景気敏感株として知られ、景気が悪くなると株価を大きく下げます。
日本の3メガバンクの株価も現在大きく下げています。
それにしても随分と下げているので、かなり業績が悪いのかな?と思いますよね。
それでは最新の業績を見ていきましょう。
業績状況
まずは資産の状況を把握しましょう。

かなり純資産が多いことが分かります。
日本で1番の資産運用会社の野村アセットマネジメントの自己資本比率(純資産➗総資産)は50%ですが、今投げ売られているインベスコの自己資本比率は67%です。
悪くないどころかむしろ良いですね。
では収益力が弱いのでしょうか?
当社の4半期毎の収益情報を見てみましょう。

売上高は横ばいですが、利益率はやや下がってきています。
確かに収益力はやや弱まってきており、この不景気のタイミングで更に利益率が低下する可能性もあり、そうなると赤字に転落する可能性もあります。
しかし、4/23に発表された第1Qの決算は3月末までの業績を示していますが、この金(ゴールド)も含めて全ての資産が大暴落していた3月末の状況でこれだけの利益を計上できていれば、今後にそれほどの懸念は感じません。
ちなみに、減配だけでなく、市場の予想ではもう少し良い業績だと考えていたようで、この決算が発表されたタイミングで株価を20%程度下げています。
それによって上場来最安値水準を推移しています。
以前に7ドルを切っていたのは1995年あたりであり、リーマンショックの時も8ドル台へはあまりタッチしていません。
決算書の見方がわからない方は是非こちらの記事をご参考下さい。
インベスコは買い?
ここまでのおさらいとしてまとめましょう。
- 現在の利回りは8%超え
- 金融セクターは景気に敏感
- 財務状況は悪くない
- 過去最低水準の株価
以上のことを勘案すると次のようシナリオが想定されます。
- コロナウイルスの影響が長期化し、経済が更に停滞。利益減少で株価低下。
- 経済の回復の兆しが見られ、株価上昇。配当もきちんと出る。
現在の財務状況からすると、突然経営破綻なんてことは考えにくく、いつか経済が持ち直す時を想定し、今のうちに少し買ってみるのもいいかもしれません。
それに利回り8%ですから、単純に13年持っていれば、その後に当社が倒産しても利益が出ている計算になります。
改めて驚異の利回りですね。
当然ですが、あくまで個人の意見であり、特定の投資を勧誘するものではありません。
投資は自己責任でお願い致します。
ご覧頂いてありがとうございました!
それではまた!